「なんだか、あいらしい」

 

 

本にお金かけ過ぎかもな。今月に入ってからかなりの数を買ってる。月のお小遣いの半分近くは本に向かってる。

 

f:id:silk_and_green:20170924180020j:image

 

 

一番最近買った本。高野文子の『るきさん』。お守りにしたい本って何冊かあるけど、そこにあっさりと仲間入り。何度読んでもいい。本当にいい。いいとしかいえない。泣くわけじゃないけど目頭があついというか、笑えるわけじゃないけど口元がゆるむというか、そんな感じ。

 

いつだったか、「しらないところにいきたい」という投稿をした。るきさんはまさしく“そっち側 ”にいる。一月分のお仕事(保険の請求)を一週間で終えて、図書館の談話室でやきそばパンを食べながらコーヒーを飲む。お風呂場でもコーヒーを飲んだり、ピンクのブラウスを着てお花を買ったり、ケーキを片手に友人の家まで行ったりもする。洋服はその友人にもらったものを着ていたりして、流行りのブランドには目もくれない。ケチなように見えて、さいごには集めていた切手をすべて売り払って、ナポリに飛んだ。誰にも、止められることなく。

 

ほがらかで、しなやかで、たおやかで、したたかだ。いいなあ。単純に「田舎で暮らしたいなあ」とか、そういう話じゃないのよ。目もくれたくないものなんて山のようにある。好きなものやお気に入りにしか何も払いたくない。時間も、おかねも、こころも。ただそれだけのことだ。