演習にて

 

 

好きな人の笑い声が好きだ。窓から聴こえる電車の音、夏の匂い、コーヒーカップが擦れる瞬間。ぜんぶ好きなもの。

 

かっこいい大人になんて到底なれそうにないし、そもそも大人になんてなれない気がする。タバコもお酒も許されるだけじゃ得られない何かがある。昔の友人、昔の恋人、ぜんぶぜんぶ捨ててしまおうなんて考えは少しもない。過去を迷ってる暇ない。

 

自分が楽でいることの方が大事だよ、そう言い聞かせながら涙したりするんだ。あの子も私も。でもそれでいいんだって思うよ。

 

何回でも笑おう。また会おうね。