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夏の夜、冬の朝

正直者はバカをみない

『喫茶』

 

 

「今日も本当にムカついたんだけどさあ。ほらいつもの。そうそう、あの子ね。なんかあの子っていつも上から目線でプライド高いじゃない?そのくせ人の下に入ろうとするっていうか、何もかも綺麗事で済ませようとするのよね。ほんとムカつく。あ、私コーヒーでいいよ。うん、好きだから。それでさあ、今日もみんなで話し合ってる中でズケズケ意見してくんの。それなのに『私が思ってたこと言っていい?全然採用しなくていいんだけど』とか言って、実際採用しなかったらあからさまに落ち込むの。ヤバくない?どんだけ子どもだよって話。それでみんな気まずい雰囲気になるじゃん。なんで気づかないんだろ。まあ何とか話し合って終わったんだけど、いつものごとく帰り家まで送ってほしいオーラ出すわけ。あの子、車持ってないんだよね。でも普通にどうにかして帰れよって感じじゃない?バスとか調べろよ、的な。そんで『お金あるかなー』とか言い出すんだよ。ヤバいっしょ。何送ってもらう前提でここに来てんだよ、お金用意しとけよって感じ。もうどうにもなんないよねー。ねえ、このコーヒーすっごいぬるいんだけど。」