余裕は計るもんじゃない

 

暇ほど怖いものはない。手持ち無沙汰を愛せないし、そこに納得を見出だせない。

 

休日に時計を見つめながらカーペットに安座していて、気づけば一日が終わっている、カーペットには自分の尻型がついている、なんて話を聞くだけで怖い。それほど何かに追われていたくて、何かを追っていたいのだと思う。

 

でも追い込まれたい訳ではない。贅沢を承知で言う。

荷物が多いとうんざりするし、時計を見て焦りたくもない。数字と数字の間に私の余裕が計られていると思うと、ゾッとする。追い込まれるのも怖い。

 

 

 

約3年、自分で自分を追い込んでいた。

「『たまんねー』って言われたいよねー」なんて話してた頃が懐かしい。前向きだったし、能天気だった。ばかみたい。馬鹿にもなれない。でも希望は見えていた。

 

生憎、私たちは80年近く生きなくちゃならない。一生懸命も悪くないけど、80年だ。80年、生きていけるテンションでいたい。寧ろそれが最善策だ。あとは下界からのアプローチに救われるのみ。私もそっち側がいいけどさ。夢や理想は、目標や欲求であるべき。叶えて満たしていかない限り、80年なんて生きられない。みんなそう。そうあるべきだ。早く気づいて。計らずにいて。