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夏の夜、冬の朝

正直者はバカをみない

例えば死ぬほど淋しい夜があったとして

 

 

ひとりぼっちでいるか、誰かを電話で誘い出すか、今の私はどちらも選べそうにない。それほど迷い、沈んでる。

 

精神が安定してる人なんてほとんどいない。小さなことで簡単に揺らぐ。調子に乗ったり、落ち込んだり。

 

やるしかない状況を作ったことを後悔してるなら、今すぐに逃げ出したほうがいい。分かってる。分かってるのに、勇気もあるのに、どうして突っ立ってるんだ。早く目覚めろ。

 

ずるくってごめんね。でも私だって淋しいから、あんまり変わんないよ。ちゃんと淋しい人は、何処へでも行けるんだって。そんなこと信じてバカみたいって笑ってくれたら、もう十分だよ。

 

 

 

左様

 

 

もっともっと本が読みたい

映画が観たい、音楽が聴きたい

ひとりぼっちになって暮らしてみたい

友人とくだらない夜を何度でも過ごしたい

ピアノが上手くなれたらいい

ギターが弾けるようになれたらいい

チョコレートが好きだと言える女の子

無口で無表情な男の子

嫌いなんかになれやしない

心ばかり消費することは無駄な時間だと気付く

すべてを見守る司書

あらゆる暴力をふるわない人

目の奥が沈んでいる人間

好きも嫌いも必要らしい

繰り返したくないと感じたその瞬間から

全てのことをぶん殴って断ち切ってしまえばいい

知りたいことがまだたくさんあるんだ

夏の夜、冬の朝

十一月生まれの人

夏にも冬にも選ばれなくたっていいよ

もっともっと恥をかきたい

 

 

 

演習にて

 

 

好きな人の笑い声が好きだ。窓から聴こえる電車の音、夏の匂い、コーヒーカップが擦れる瞬間。ぜんぶ好きなもの。

 

かっこいい大人になんて到底なれそうにないし、そもそも大人になんてなれない気がする。タバコもお酒も許されるだけじゃ得られない何かがある。昔の友人、昔の恋人、ぜんぶぜんぶ捨ててしまおうなんて考えは少しもない。過去を迷ってる暇ない。

 

自分が楽でいることの方が大事だよ、そう言い聞かせながら涙したりするんだ。あの子も私も。でもそれでいいんだって思うよ。

 

何回でも笑おう。また会おうね。

 

 

 

夜が過ぎてく

 

 

ずっと奥歯を噛みしめたまんまだったような気がする。笑うことも泣くこともあるみたいだ。好きな人の好きな言葉が流れてくるのがいやじゃない。流れにまかせてそのまんま、なにも考えずに、素直なまんまで。

 

そろそろ終わりにしようかなあ、なんて考えたりもしたけど、せっかく続けてきたんだからちゃんとね、続けますよ。読んでくれる人がいるの凄いことだと思うから。滅茶苦茶に落ち込んでる人が書く文章の方が、滅茶苦茶に元気な人の書く文章よりも、選ばれるような気がするよ。

 

真夜中は大したことないけど、夜明けは好き。素直でいたいね。

 

 

ノーリアクション

 

 

つまらないと思って観始めた映画で泣いたりする。古本屋で買った本の値札を取りながら、「新しいことがしたいなあ」なんて考える午後9時。文章を書くのが下手になったな。そもそも上手かったわけではないのだけれど。

 

伸ばしてた髪をばっさり切ったり、長年の友人と久しぶりに会って笑い転げたり、今までの人生で一番大きな買い物をしたりしてる。大したことないと思っていた雑貨屋で良い買い物もした。よくお世話になるひとにシュークリームを買っていった。いつもならふて腐れた態度をとる場面で笑顔を見せたりする。

 

何かが大きく変わったわけではないけれど、なんか、ちょっと変わったかもな、なんてにやけている。前ほど不安を感じることもなくなったな。焦燥感が弱まった、とでもいえばいいかもしれない。欲しい本が手に入らなかったり、肌が荒れたり、満足ばかりしてるわけじゃないけど、そこそこ、ご機嫌。

 

そろそろやめどき、はじめどき。そんなふうにニヤついて、明日も働く。

 

 

 

ちゅうしん

 

 

ちっちゃなことが重なって、少しずつ落ち込んでる。雨のせいで頭が重い。眼球が硬くなってるように感じる。比べてばっかりなんだな。会いたい人に会えないなんて言うけど、ほんと?会いたいなんて思ってもないくせに。

 

ここから先は、途方もない。落ち込んでる暇ない、なんて言う余裕ない。思い通りって、思ってることもないでしょ。働いてなきゃ不安になる。動いてなきゃつまらなくなる。昔のことばかり思い返してなんになる。

 

なにしようか。

 

 

 

COLORS

 

 

AM3:58、何かが終わったような気がした。

 

ガスとタバコとアルコールのにおいがする。コンビニの白がやけに眩しくて、思わず顔をしかめた。背中の後ろには街灯。街灯の後ろには薄い青。こんな色をこんな時間にみると、何だか誇らしい気持ちになる。睡魔と闘いながら化粧を落として、湯船に浸かる。窓からは薄い青。

 

化粧をすることも、髪を巻くことも、服を選ぶことも、全部私のため。

眠ることも、食べることも、働くことも、全部私のため。

 

薄い青が腕の弾いた水を照らして、なんだか模様みたいだ。3時間は寝れるな、と思いながら湯船から抜け出す。こういうことを吹っ切れたっていうんだろうな。

 

AM4:22。何かが変わったような気がした。