書置き

 

 

矛盾も戸惑いも愛せるようになれたらいいな。“愛する”なんて言葉、今の時代にはあまりにも陳腐なもののようにさえ感じるけれど、いまはこれでしか選べそうにないから。

 

少しずつ繋いで紡いで、自分の好みだけ、お気に入りだけになりたい。誰も傷付けないでいられたらそれが最高だけど、そんなことまだまだ難しそうで。でもこうして必要のないものは一度手放して、行けるところまで、やれるところまで。

 

きっと忘れたころには何もかもが変わってるよ。そのときを迎えに行く。

 

 

 

手記

 

 

これはもう完全に手記だ。日記です。とことんちょろい自分に嫌気がさす。割と機嫌が良くてムカつく。

 

好きなものを好きと言いたいだけだ。会いたい人に会いたいだけ、不幸せなことなんて何一つないんじゃないかと思いたい。

 

早く眠れば損した気分になるかしら。朝起きて憂鬱を背負って、でもそんなことないような顔をして一日を過ごす。一人になった瞬間、独りになる。前向きにも後向きにもなりたくない。私はただ今この瞬間でさえも傷ついたり不幸になったりしたくないだけなんだよ。

 

何にもならなくていいから、自分の好きな自分でいてね。気楽で気さくで軽やかでいてね。そしたらきっと、いつか良いことあるんじゃないかな。それだけだよ。

 

 

 

眠れないのは私のせい

 

 

脳内がグルグルまわって気持ち悪い。眼球が干からびてる気がする。身も心もざらついてる。

 

音信不通になりたがる奴が顔を出して、必死に食い止めた。完全なる情緒不安定。元々大して出来た人間じゃないからな。真面目じゃないしな。正しくて楽しいことをしたいだけなのに!どうしてこんなに上手くいかないんだろう。

 

若いからとか本当にうざったい。誰が正しいんだよ、誰も正しくないだろ。明日の朝、絶対に後悔すると分かりながら夜更かしすることには、必ず何か意味があるはず。

 

インターネットと浴槽とうつ伏せを好んで何が悪いの?教えてよ。

 

 

 

幸福の強度について

 

 

真夜中の下書き。毎日色々なことがあるからこそ、好感の持てるものに敏感でありたいと思う。強度とは高低ではなく強弱、つまりはしなやかさについて。

 

こうして下手なりにひとつひとつ言葉を掴んで文章を書くこと、幸福の強度は弱め。つまりはゆるやか。なるべく冷静で、穏やかでなくちゃ進まない。適当な時間は真夜中。

 

辛い状況や苦い心情、嫌な場面の中で過ごすことについてどうしたら前向きになれるかを考えること、幸福の強度はかなり強め。闘争心とか熱意とか。脳内は沸騰しまくり。適当な時間は多分、朝。もしくは昼間。吉と出るか凶と出るかは知ったこっちゃない。

 

新しいことを始めたいと思い実際に始めるは強。続けることは弱。たとえそれらが何の意味も成さないとしても、それは幸福。

 

そんなどうでもいいことを考えながらリスタート。

 

 

 

例えば死ぬほど淋しい夜があったとして

 

 

ひとりぼっちでいるか、誰かを電話で誘い出すか、今の私はどちらも選べそうにない。それほど迷い、沈んでる。

 

精神が安定してる人なんてほとんどいない。小さなことで簡単に揺らぐ。調子に乗ったり、落ち込んだり。

 

やるしかない状況を作ったことを後悔してるなら、今すぐに逃げ出したほうがいい。分かってる。分かってるのに、勇気もあるのに、どうして突っ立ってるんだ。早く目覚めろ。

 

ずるくってごめんね。でも私だって淋しいから、あんまり変わんないよ。ちゃんと淋しい人は、何処へでも行けるんだって。そんなこと信じてバカみたいって笑ってくれたら、もう十分だよ。

 

 

 

左様

 

 

もっともっと本が読みたい

映画が観たい、音楽が聴きたい

ひとりぼっちになって暮らしてみたい

友人とくだらない夜を何度でも過ごしたい

ピアノが上手くなれたらいい

ギターが弾けるようになれたらいい

チョコレートが好きだと言える女の子

無口で無表情な男の子

嫌いなんかになれやしない

心ばかり消費することは無駄な時間だと気付く

すべてを見守る司書

あらゆる暴力をふるわない人

目の奥が沈んでいる人間

好きも嫌いも必要らしい

繰り返したくないと感じたその瞬間から

全てのことをぶん殴って断ち切ってしまえばいい

知りたいことがまだたくさんあるんだ

夏の夜、冬の朝

十一月生まれの人

夏にも冬にも選ばれなくたっていいよ

もっともっと恥をかきたい

 

 

 

演習にて

 

 

好きな人の笑い声が好きだ。窓から聴こえる電車の音、夏の匂い、コーヒーカップが擦れる瞬間。ぜんぶ好きなもの。

 

かっこいい大人になんて到底なれそうにないし、そもそも大人になんてなれない気がする。タバコもお酒も許されるだけじゃ得られない何かがある。昔の友人、昔の恋人、ぜんぶぜんぶ捨ててしまおうなんて考えは少しもない。過去を迷ってる暇ない。

 

自分が楽でいることの方が大事だよ、そう言い聞かせながら涙したりするんだ。あの子も私も。でもそれでいいんだって思うよ。

 

何回でも笑おう。また会おうね。